大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

自白、供述、そして謝罪

考えてみれば。

自分はこんな人間だと(実際とは異なる偽りの自分像)思ってもらいたいがゆえに、今までいかに自分自身に、果ては他人に嘘をついてきたことか。

例えば「好きな女性芸能人は誰?」って尋ねられた際に今まで俺はどう答えてきたか。

「松坂慶子とかぁ、天海祐希とかぁ、高橋真梨子とかぁ、土谷アンナとかぁ..」って松坂慶子以外完全なる眉唾だ。

「俺はね。どちらかと言うとね。可愛いタイプより美人タイプが好きなわけよ」って嘘ばっかりだ。

俺は自分の趣向が「美人寄り」であることを主張する中で、自分のセンスはあくまで知的なものだとアピールしつつ、周りの野郎たちの健康的で純なセンスを心中見下して笑ったり、女の人たちからの信用を得ようとしてきた。

この卑屈野郎が!

じゃ、真相はどうなのか。本当のところ、俺のセンスは如何なものなのか。俺の好きな女性芸能人って一体どんな人たちなのか。

カミングアウト。

まず、松坂慶子が好きだというのは事実だ。これは間違いない。大好きだ。一番好きだ。でも彼女以降となると実は中川翔子が好きだったり、矢口真里が好きだったり、はしのえみが好きだったりするし、それこそ昔は2つ前のブログでも述べたように篠原ともえが大好きだったりした。

ここまで読んで、読者の皆さんのほとんどは、馬鹿みたいなことを語っていると思っているに違いない。どうでもいいじゃないか、と。どうでもいいわりには熱いじゃないか、と。でも、これは実はかなり重要、深刻なことで、もし「馬鹿みたいなこと」と思われているとすればそれは今、俺が取り上げているテーマがテーマだからで、何しろ「好きな女性芸能人について」だからだ。でも、俺がここで一番言いたいのは何かと言うと、俺が自分自身に嘘をつくという行為は長い時間をかけてこんな些細な、いわば「どうでもいい」事柄にまで浸透してきたということで、これはちょっと視点を、テーマを変えて拡大していくと、俺は小さな事から大きな事まで、自分にまつわるありとあらゆることに関して自分自身に嘘をついてきたということになって、だから今日、こうやって自分を大きく見失うという結果にたどり着いたんだということになるのである。

「こう見られたい」が数限りなく嘘を生んで、それが積み重なって、ふと立ち止まってみた時に「あれ?俺、誰やったっけ?」みたいな感じ。

謝罪。

本当に申し訳ない。ごめん、俺。俺はアンタを騙し続けてきた。アンタが何を言おうと、俺はそれを軽く受け流したり、あるいは審判的な返事をしたりして、そしてそのほとんどは否定的なもので、時には無視さえしてきた。

先日、モーニング娘。のベスト盤を買ったというのは、俺としてはアンタへの罪滅ぼしの第一歩のつもりで、アンタはそもそも、モーニング娘。の音楽は実は結構面白いと評価していた。その声を俺は聞いた。でも俺は「あんなものただの馬鹿騒ぎじゃねえか」と、ちゃんとその音楽に触れることなく、分析することなく、一蹴した。

さぞかし辛かったろうと思う。不満の塊だろう。アンタは親に無視され続けてきた子供みたいなもんなんだから。で、今回こうやって爆発してみせたんだろう。爆発させるまで我慢させてきた自分が情けない。本当に。

アンタは中川翔子が好きだ。じゃ、俺も好きだ。

アンタは矢口真里が好きだ。じゃ、俺も好きだ。

アンタははしのえみが好きだ。じゃ、俺も好きだ。

アンタはモーニング娘。で胸躍る。じゃ、俺も躍る。

そういえば今日、あの近所のBOOK・OFFに矢口真里の写真集が450円で売ってたね。俺はまたしてもアンタの声を無視して「はじめての心理学」を買っちゃったけど。

明日、行こう。必ず行こう。買いに行こう。矢口真里写真集を買いに行こう。

な!

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

いっけいの楽曲が聴ける!! MySpaceはこちら

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