大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

2つの封印

〈image―1〉

元々、自分は社会的能力に乏しいことを痛いほど自覚しながら生きてきた。そこへもってきて先日、病院でテストの結果として言われたのが「集中力、決断力、記憶力の低下。いわゆる『社会的レベル』が低下しています」だった。元々無いものがさらに無いというのは、本来であれば砂や土を積み上げて山を拵えるべき地面に、スコップやつるはしでもって逆に掘り下げていってるようなものだ。で、掘り下げてたら突然カキン!と音がして、ここ数年来封印してきた創造力みたいなものがものすごい勢いで湧き出してきた。という映像。

〈image―2〉

金魚すくいの時に使うアミ。あの紙で口を覆った壺が自分の中に無数にある。壺の中に何を封印してあるのかというと、今まで押し殺してきた感情だったり、決して思い出してはいけない記憶だったりして、もし今、多量に酒を呑んだら、酒の流れ込む角度によってはこの壺が密集して保管してある部屋に酒が降り注いで、各壺の封印がいとも容易く解けて、溶けて、俺自身手がつけられなくて、立ち往生するのみ。といった映像。







〈image―1/考察〉

あくまでもポジティブなシンキングありきの映像。そしてもし、この映像にタイトルを付けるとすれば『不幸中の幸い』ということになるだろうか。自信が無過ぎるということが、皮肉にも自分を掘り下げるという行為に繋がって、自分を掘り下げてたら、今度は逆に自分が自信を取り戻す為に必要不可欠なものが凄まじい勢いで湧き出てきたといった感じ。

〈image―2/考察〉

本当はここであえて一度、荒治療だと腹をくくって、全ての壺の封印を溶かしてしまった方が良いんじゃないかとも思う。そう言ってくれる友人もいる。ただ、実際にこれを行動に移した場合にどうなるのかを想像すると、周りの人たちに多大なる迷惑をかけてしまうことは目に見えてるし、自分自身、その後に津波の如くに押し寄せてくるであろう自己嫌悪に耐えられるかどうかも疑問だしで、どうしても行動に移せない。でも、だからと言ってこの壺の中のものをこれから先も今まで通りだらだらと発酵させ続けたところで、数年後に中身のものを瓶詰めして、その瓶に「〇〇年物」などと記されたラベルを貼って、高値で売りに出せるわけでもないし、俺はこの壺、壺、壺を今、そして今後、どう取り扱えば良いのかさっぱりわからないというのが本音だ。

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コメント(1)

一つの考え方です。
過去は変えられない。問題を解決するのは、これらの行動.発言。
過去は経験。されたこと、言われたことは経験。覚悟して歩みそのことを、ポジティブに行動しネガティブに覚悟するのはどう?

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

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