大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

鉛の玉のお兄ちゃん

これでこのブログも730本目だ。

1本目からずっと欠かさず読んでこられた方ならおわかりのことだろうと思うが、俺の人生はこのブログの始まった2009年3月31日以降だけをとって見ても、厄年でもないのにずっと下降線を辿ってきてしまっている。ジリジリジリジリ...まるで地盤沈下のように、緩やかに着実に沈んできた。

かといって、今までずっとこの流れに対して無抵抗だったわけじゃない。されるがままだったわけじゃない。「前向きに前向きに!」と自分自身に言い聞かせてみたり、具体的にやり方を変えてみたり、半ば無理矢理に自分を奮い起たせてみたりして、俺なりに何とか食らいつこうとしてきた。そして、その時々の歯形みたいなものは、この730本もの「独白」上にちゃんと刻まれてあって、読み返せばその時々の心境を昨日のことのように思い出すことができる。こう見えても何とかしようとしてきた。「うまくいかない」日々より「うまくいってる」日々の方が楽しくて、楽だということくらい俺にだってわかっているからだ。

でも、ジリジリジリジリ沈んできてしまった。ズルズルズルズル滑り落ちてきてしまった。この流れで、ここまで落ちてきて呆然としない奴はいないだろう。正直、今は無力感みたいなものと、自己嫌悪と、未来に対して明るい想像が一切できないという不快感でいっぱいだ。





今も、テンションを上げるということはできる。結構簡単に出来る。足元の鉛の玉をえいや!と片手で頭の上まで持ち上げることができて、その瞬間、笑うこともできる。でも今は、それを持続することができない。すぐに力が抜けて鉛の玉を落としてしまう。鉛の玉は地面にめり込んで、俺はその場にふにゃふにゃにへたれこんでしまう。そして、次にまた体力と気力が戻るまでにかなりの時間がかかる。で、ある程度回復すると、ゆっくり立ち上がってまた同じことの繰り返しになることをわかっていながら足元の鉛の玉に手を伸ばしてしまう。

散歩している母と子。「このお兄ちゃん何やってんの?」と子。「見ちゃいけません!」と母。

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

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