大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

理解の為に〈前編〉

普通、書かないであろうことを書きます。誰一人として俺のブログにこういった文章を期待していないであろうことを承知の上で書きます。間違えた解釈や誤解を招くことを承知の上で書きます。俺がここに書き、残すことで、いずれ、誰かの為になることを祈りつつ書きます。

うつについて。

まず、うつは病気です。身体の病気と同じように、専門家に診てもらって診断してもらう病気です。残念ながら「うつは病気」だということをしっかり認識しているのはうつの人だけのような気がします。そして、うつは次の3つの要因に分かれます。

1.心因性うつ/例えば、身近な人が亡くなったとか、離婚したとか、会社をクビになったとか、外的にわかりやすい、自覚的な原因が元でなるうつ。

2.内因性うつ/意識的にはわからない。自覚がない。長い時間をかけて自分の中で蓄積されたものが脳内の伝達機能に影響を及ぼしてなるうつ。

3.混合性うつ/心因性であり内因性でもあるうつ。

基本的には薬剤治療は内因性と混合性に対して有効だとされていて、心因性には(例外はあれど)効き目がないとされています。内因性は脳の伝達機能の異常が原因なだけに医学的なアプローチが有効だけど、心因性の場合はまさに「心の病」で、患者にとって理由がはっきりしていて、自覚的なだけに専門家によるカウンセリングでの治療が主になるみたいです。

俺の場合は自分で勝手に、素人判断で心因性だと思ってました。だから、病院でうつの診断を受けて薬を処方されても納得がいかず(例えば、身内が亡くなったとしてその悲しみを薬で治すなんてのは信用できないでしょ?)、このブログでもリアルタイムで勇ましく書いたように、薬を医者には内緒で抜くことにしました。9日ほど抜いたんですがこれが地獄でした。歩いていても平衡感覚がなくて千鳥足になるし、記憶力があからさまになくなるし、確実に覚えていた電話番号とか人の名前や顔さえ思い出せなくなるし、目を閉じて横になると床が波打ってるように感じるし、ちょっと感傷的になると涙が止まらないし...大変でした。でも、こういった身体的なものは病院で薬をもらってきて飲むと、すぐに治りました。ってことは俺は内因性でもあったってことで、要するに混合性で、最近は欠かさず薬を飲むようにしています。薬は飲み続けることに意味があるということも後になって知りました。

とにかく、素人判断は絶対にダメだということです。

(後編に続く)

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

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