絵に、気付きたくないことまで気付かされて困る。
でも、絵を描かないと気付けないことがあまりに多いのも事実。
一般的には「コンプレックス」っていうと「劣等感を生む要因」として認識されているけど、心理学的には「コンプレックス」は何も劣等感に限った話じゃなくて、広い意味での精神的な「抑圧」、意識的に認められないことや認めたくないことを無意識層に圧し沈めることを言う。だから逆にいえば、人間は、認められないことや認めたくないことを無意識層に圧し沈めることはできても、消失させることはできないということになる。ただ忘れたような気になれるだけ。消失させられるものなら今すぐにでも消失させたい思想や認識や記憶は残念ながら無意識層でしっかり呼吸し続ける。
俺の場合、これが絵として如実に表に出る。出す。そして、どういうわけだかこれを多くの人に見てもらいたいと思ってしまう。恥部をさらすような真似をして解放感なり快感なりを味わうある種の露出狂だ。で、たまに「うわ、恥ずかし!」と思ってしまう自業自得。
こんな俺にも若干ながら羞恥心みたいなものが残っているらしい。
露出狂の詩
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