最近、普通にクラシック音楽を聴くようになった。ロックを聴く感覚で普通に聴けるようになった。
きっかけはレンタル落ちで買ったフジ子ヘミングの『ライヴ アット カーネギーホール 2001』というアルバムで、これを繰り返し聴くうちにメキメキとクラシックの面白さに目覚めてきて、次にチャイコフスキーの『悲愴』を買ったのだが音源が古いためか、音量の幅が広すぎて聞きづらかったのだが、この「聞きづらい」という歯痒さが逆にクラシックへの想いにさらに火を付ける形になって、今日、ヘンデルの『水上の音楽/王宮の花火の音楽』を買って来て聴いたらこれがもの凄く良くて、ブッ飛んで、今も、このブログを書きながら聴いていたりするのである。どうやら俺はクラシックはクラシックでも、宮廷音楽が好きらしい。めちゃくちゃ華やかで、リズミカルで、聴いていて本当に胸躍る。俺はクラシックに「癒し」の要素なんてこれっぽっちも求めていない。クラシックもロックと同じように、爆音で聴いて、音に合わせて歌ったり踊ったりして、楽しめるものでないと困ると思っている。だって「音楽」なんだから。
ところで、俺のこのクラシック志向は、俺が描く絵にも早速影響が表れ始めている。例えば「ジャンヌダルク」というモチーフだったり、「ムーラン・ルージュ」という言葉の響きだったり、他にも『エリザベス』や『舞踏会に招かれて』や『夢と鎧とキューピッド』といった絵なんかにはかなり具体的に影響が出始めている。
ひょっとしたら、心理学の本を読む中で、ヨーロッパの文化的なものに知らず知らずのうちに触れるようになったというのも、クラシックの扉を叩くことになった原因の一つなのかもしれない。
いずれにせよ、心理学、絵画、クラシック音楽と、今まではただ「難しい」とか「敷居が高い」とか思って敬遠してきたものがすんなり自分の中に入ってきて、楽しめるようになってきたというのは本当に嬉しいことだと思っている。
これは本格的な「一憩変革期」の表れなのかなと思っているし、そうであることを切に願っている。
ヘンデリング/一憩変革期
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