毎日、女の人の顔ばかり描いているうちに、見えてきたことがある。それは昨日の散歩中に気付いたことだった。
散歩中、2人の女性を見掛けた。1人は買い物帰り、チャリンコに乗っていた。もう1人は関西スーパで買い物中だった。
チャリンコに乗っている女性は一見、不細工に見えた。今までの俺なら「はい、不細工」で終わってた。でも、昨日はその女性の雰囲気が全然暗くないことと、メイクがほぼ素っぴんに近いことと、基本的な顔立ちが決して不細工ではないことに気付いた。
一方、関西スーパーで買い物をしていた女性は、膝上10cmくらいのスカートに、ただでさえ長身なのにヒールの高いサンダルを履いて、雰囲気が自信満々にギラギラしていて、どう見ても美人で、周りの男連中もチラチラとその女性のことを見ていた。でも俺はなんとなく腑に落ちなくてさりげなく観察していた。
「あ!」と思った。というのも、その美人、見る角度によって見え方が全然違うことに気付いたのだ。ある角度から見ると確かに美人。しかも優しそうな美人だ。でも別の角度から見るとこれが全然違う。やたらと顔の陰影が目立って、美人でもなければ優しそうでもない。薄く般若の相が見える。ちょっと前の俺には絶対に気付けなかったことだ。
これは別に異性を見定める時だけに限った話じゃない。人生、様々な局面において全体像をちゃんと、あらゆる角度からちゃんと見ないといけないということだ。
誤った見方をしたりされたりする中で、損をする人もいれば得をする人もいる。
自分自身を、自分自身の目を過信しちゃいけない。
散歩中に拾った気付き
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