スピードが速すぎるんだな。あと、何もかもが両極端で、両極端なところにもってきて選択肢はいつも二者択一で、その上さらにありとあらゆることが多数決の世界なんだな。で、この「多数」ってのがまた烏合の衆、要するに馬鹿の集団で手に負えねえんだけどどういうわけだか馬鹿の分際でものすごい力を持ってやがんだな。
どこにも真ん中、ニュートラル、中間層が見当たらねぇんだな。何事においても中間層は「どっちつかず」なんて「例外」扱いされておしまいだけど、本当はこの中間層、例外にこそ人生の妙ってのはあると思うんだけどなあ。違うのかなあ。
速い。喧しい。眩しい。野球で言うところの「走攻守」みたいなもんで、今の世の中は「速喧眩」だな。しかしまあヤな3拍子が揃っちまったもんだ。落ち着けねえったらありゃしない。その一方でみんな、どいつもこいつも「癒しだ癒しだ」と喚き散らしておりますなあ。「癒し」という言葉を安易に連呼するあたり、馬鹿ですなあ。喧しいですなあ。あと、あれだ、世の中の流れと、この「癒し」という言葉の間の距離感、違和感、不協和音というのはものすごいものがありますなあ。これはこれでまためちゃくちゃ喧しい、めちゃくちゃ両極端な光景だと言えますわなあ。
わかりませんなあ。何をどうすりゃ良いんだかさっぱりわかりませんなあ。どこで何をすりゃ良いんだかさっぱりわかりませんなあ。方向がわかりませんなあ。そこら中に一方通行の標識...従いたかねえなあ。窮屈だなあ。
全くもって。
深夜寄席
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