黒で描いた『胡蝶蘭』、青で描いた『欧州祇園』に続く第三弾単色美人画『赤い面影』。
この絵に関しては前2作とは違って、過去にですが、実際にモデルが存在します。以前にこのブログ上でも何度か紹介したことのある、俺が小4の時の担任「原田先生」です。
本当に熱い人だったという事と、小学校の先生にしては考えられないくらいのバッチリメイクな人だったという事から赤がハマりにハマりました。
太めの赤クレパスを口紅だと思って、力を抜いて、それこそ実際に女の人が口紅を塗る時のイメージで描きました。
誰も信用してくれないと思うけど、本当にこのくらい綺麗な人、先生だったのです。
テストの時、「わからんかったら裏に絵ぇ描きなさい。もし先生がその絵ぇ気に入ったらその分点数あげるから」と原田先生。俺は勉強が全くできなかったので、早々にテスト用紙を裏返して、夢中になって絵を描いて、たまに花丸をもらってました。
斬新な教育方針の連発で、我々子供の柔らかい既成概念をサイコロステーキの如くにコロコロと転がした、美人の中の美人でした。
赤い面影
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://ikkei.me/mt/mt-tb.cgi/908
コメントする