自分でも本当に不可解なのは、今まで漫画というものをほとんど読んでこなかったということだ。
読んだ覚えがあるといえば、横山光輝の『三国志』と、中三の時に仲間内で流行った『ツルモク独身寮』くらいのもので、あとはタイトルさえよく覚えてないようなのを通勤途中に暇潰しにちょこちょこっと読んだくらいだ。
考えてみれば俺は、小説の類いもほとんど読んでこなかったけど、漫画はそれ以上に読んでこなかった。今更ながら我ながら、「漫画くらい読めよ!」と思う。
学生時代、俺はずっと部活というものをやらなかったし、ジャンプやマガジンも読まなかった。俺の目には、部活で燃やす情熱も、ジャンプやマガジンを読んで得る楽しさも「その時だけ」に見えたんだと思う。要するに、「今は今、将来は将来」という割り切りができなかったんだと思う。
でも、今の俺。昔の俺からすると将来の俺。この有り様でしょ?部活は今でも「やっときゃ良かった」なんて微塵も思わないけど、漫画は、漫画くらいは読んどきゃ良かったかなあと思わないでもない。
でも、正直、あれだ、漫画を読む暇があったら音楽を聴きたかったんだな俺は。だからだぶんあれだね、音楽を聴いて得る興奮だけは「今だけのものじゃない」と思えたんでしょうな。
はい。
エンドレス感フェチ
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