大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

流し目と火炙り

心療科の病院、良い病院は一握りだと、ある本に書いてあった。

今日、行った病院は最悪だった。初診をした看護婦は威圧的で、俺の言葉を遮って「いや、そうじゃなくて」と口を挟むし、院長は俺と一切目を合わせようとせず、ずっと机、もしくは壁を見つめていて、薬の名前を口元でボソボソボソボソ呟いていて、たまに俺の目を見る時には上目線の流し目だった。

「アカン」と思った。特にあの院長に至っては、どう考えたって駄目だろう。人間的に駄目だろう。病院長、患者の関係性を抜きにしても駄目だろう。





そして、こともあろうか俺はこの病院の待合室で、これまで高級な酒をチョビチョビ呑む感じで読んできた『ジャンヌダルク』を読み終えてしまった。ついにジャンヌが火炙りにされた。

火炙りにされながらジャンヌは叫ぶ。「私に十字架を見せて!十字架を!」

「胸が締め付けられる感じ」ってこういう感じかと思った。そして、町田康がよく著書の中で言う「やれんよ..」というのはこういう事かと思った。

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

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