昨日、TVでフィギュアスケートNHK杯を観ていた。浅田真央が出るとのことで。
待ってました!浅田真央がリンク上に出てくると客席から一際高い歓声が上がり、「I LOVE MAO」と書かれた貧乏臭い布や紙が客席のあちらこちらで振られていた。俺も若干興奮しながら「たぶん一発で一位に躍り出るんやろな」と思っていた。
が、演技が始まる前、なんとなく「あれ?表情が重いな」と思った。そして演技が始まると、びっくりするくらいミスの連発だった。アクセルの回転数が足りなかったり、音楽とのタイミングが合わなかったりして、散々だった。
当然ながら演技後も彼女の表情は重いままで、何か想いに耽っているような、心ここにあらずな感じがあって、点数も50点に満たず、その時点でたしか、まさかの最下位だった。
「???」俺は本当に不思議に思った。「何故こんなに急に駄目になっちゃったんだ?」と思ってちょっと悲しくなった。でも、その直後の女性解説者の言葉を聞いて何とも言えず嬉しく思った。女性解説者はこう言ったのだ。
「だいぶ良くなってきましたね。彼女は今、自分のスタイルを一から変えようとしているので、演技中に以前の自分の癖が出そうになるとそれを咄嗟にやめようとしています。そして、それが今日のこの結果です。でも確実に良くなってきてますよ!」
「I LOVE MAO!」と、思った。
試行錯誤の女王
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