浅田真央は今夜の『フリー』でもミスの連発だった。
跳べない。回れない。タイミングが合わない。でも、最高だった。
昨夜と同じ女性解説者は言った。「彼女は本当に、自分のスケーティングの改革に乗り出しています。今は本当にその真っ最中で、でも彼女はそんな自分をこうやってさらけ出しています」
最近、俺は太宰治という作家に夢中になっている。時間さえあれば彼の著書を読んで、散歩で古本屋に行くたびに『太宰治』のコーナーをチェックしている。それは、太宰治という人が、今夜の浅田真央のように自分自身の何もかもを偽らず、隠さず、さらけ出しているからで、これは、この「さらけ出す」ということについては、かのジョン・レノンにも同じことが言えて、だから、俺はこういう人たちが大好きだ。
無様でいいじゃないか!
うるせえよ馬鹿野郎!
無様でいいんだって!
うるせえよこの嘘つき野郎が!
無様でいいんだ。必死こいてて無様って最高だ!
だからうるせえよこのクソ野郎が!
無様でいいんだって!
試行錯誤の女王〜そして帝王
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