もし、これを読んでくれている人の中に「自分って自分勝手な人間なのかな...」なんて思ってる人がいるとしたら、それはそんなに気にすることではないと俺は思う。本当に自分勝手な人間は「自分って自分勝手な人間なのかな...」なんて思わないだろうし、俺の個人的な考えでは、そもそも、世の中に自分勝手じゃない人間なんていないと思っている。
人間って、生きていると、ただ生きているというだけで、実に多くのことを並行してこなしてる。平気な顔をして、実は物凄く難易度の高いことを日々、やってのけてる。だから、一人の人間だからといって、一つの人格だけで生きているわけじゃないし、見る角度を変えれば変えた分だけ見え方が変わってくる、めちゃくちゃ多面的な生き物なんだと思う。
逆に言えば、『自分勝手の塊』なんて奴もそうそう居ないだろうと思う。もしそうやって、どの角度から見ても自分勝手な人間なんてのが居たら、それはそれでめちゃくちゃ難しい生き方、極めて希少で貴重な、ツチノコみたいな人間だと思う。
人は皆、ああいったシチュエーションにおいては自分勝手だけど、こういったシチュエーションにおいては自分勝手じゃない。とか、ああいった人種と関わる場合には自分勝手だけど、こういった人種と関わる場合には自分勝手じゃない。とか、それこそ、夏と春は自分勝手だけど、冬と秋は自分勝手じゃない。といった感じで、日々、色んなことを並行しながら生きていくということに、無意識的に十人十色のパターンを持って、上手く対処してるんだと思う。
多面的に見てあげるということが大切なことなんだと思う。他人に対しても、自分自身に対しても「木を見て森を見ず」じゃ駄目なんだと思う。
人間樹海
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://ikkei.me/mt/mt-tb.cgi/1079
コメントする