わからん。ありとあらゆることがわからん。
何か一つでもわかれば、そいつを掴んで、ぐっと手繰り寄せて、上へ上へ上がっていけるはずなんだけれども、何一つわからんのだから手も足も出んのだ。
でも、ものは考えようで、33年目で自分は何もわからないということに気付けたというのは悪いことではないのかもしれない。
わかったフリをして、し続けて、し続けてる自分を自覚していながら見て見ぬフリをし続けて、50や60になってから何もわかってなかった、わかろうとしてこなかった自分を認めざるを得なくなって、あろうことか、人生の「佳境」と呼べる地点において虚無感でいっぱい...なんてことになるよりはずっと良いのかもしれない。
「わかった!」ということだけがこの長いトンネルの出口ではないのかもしれない。熟考に次ぐ熟考に次ぐ熟考の末に「わからん!」と笑顔混じりに言えることこそが、出口なのかもしれない。
ま、わからんが。
マワカランガ
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