想像力にはいつも自信があったし、自分は決して意思薄弱な人間ではないという強い自負もあったにも関わらず、今日、ここまで堕ちてきてしまったというのは、その原因の一つに「あまりに言葉を知らなさ過ぎた」ってのがあるなと最近、実感している。
子供の時に、吃りが酷くて悩んだこと(本当は今でも全然治っていない。ただ、今では、瞬時にして誤魔化せるようになったというだけのこと)や、それで周りの人間にかなり笑われたことや、自分がそうやって『言葉』という化け物と必死に格闘し続けているにも関わらず、他人は自由自在に、乱暴に言葉を扱い、言葉は言葉でそんな傍若無人な人間に対しては実に従順に服従してけつかっているという現実に対してめちゃくちゃな怒りを抱き続けた結果、いつしか言葉を、本当に化け物か何か、得体の知れない物凄い醜悪なものだと思うようになり、猛烈に憎しむようになってしまったのだが、これが俺の人生33年目にして大きく裏目に出てしまった。
もの想う頭はあっても、それを上手く言葉に変換する術を持とうとしなかったことが、「自分には軸がない」などという痛恨な気付きに繋がったんだと思う。
だからもっともっと本を読まねばと思う。「本を読まねば」なんて、何か物凄く幼稚な表現に聞こえるかもしれないけど、でも実際に、本を読めば読むほどに、自分の中に只今建設中の軸が構築されて、安定していってるのを実感してるんだから、ここはやはり「本を読まねば」以外の表現はないように思われます。
軸に凭れて
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一時は9位までポジションを上げたのですがレース中盤を超えた所でアクセルワイヤー が切れてしまい痛恨のリタイアとなってしまいました。応援して頂いた皆様申し訳 ありませんでした