大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

今日も明日も明後日も、人前で歌ってみようと思っている。

俺は、頑張っている人に心を込めて「頑張れ!」と一言、声をかけるということをちっとも悪いこと、稚拙なことだとは思ってません。それは、物凄く感謝している人に対して心を込めて「ありがとう」の一言のみを贈るということに関しても同じように考えています。





ありがとう!

吉川英治の著した「三国志」に、「善性」「悪性」っていう言葉が出てくる。

これは人間の根の部分に関する言葉で、「基本的に善い人間」なのか「基本的に悪い人間」なのかといったことだ。





今日、友人の親父さんが亡くなったという知らせを受けた。俺は何度かその親父さんと接したことがあるが、俺がその親父さんに関して覚えていることと言えば、極度の酒飲みで、神経のか細い「善性」な人だったということだけだ。

善性な人が死ぬ。善性にも関わらず死ぬ。そこに酒が絡んでいる。なぜ酒なのか、俺には解らないでもない。

あの親父さんがそんなに遠くない未来に亡くなることはわかっていた。わかっていたが物凄くショックだ。

喪に服す。

今日は水曜日。ということは明日は木曜日。ロト6の抽選日。

宝くじ売場で、頭を掻き掻きしながら6つの数字を考えてるんであろうお爺さんがいた。俺にはそのお爺さん、悩み過ぎて燃え過ぎて、頭から湯気が立っているように見えた。

心の中で抱きしめた。

引き続き天六商店街。

前方から明るい表情を浮かべた中年の女の人の押す車椅子に乗って老婆がやってきた。

実に面倒臭そうな顔をしたその老婆はアームレストに肘を乗せ、頬杖をついていた。

「とっととくたばりやがれ!」と思った。

天六のとある古本屋に立ち寄ったところ『イライラに打ち克つ法』という本に目が止まったので手に取ってパラパラとページをめくってみたら「第〇章 我慢するということを覚えるチャンスだと捉える」とあったのでイライラした。

斜呉箱への投函、ありがとう!心から感謝します。

実に興味深い文章です。「本質」か。

結論から言うと俺は「本質」とか、それこそ「真理」みたいなものは、知識ある大人が安易に手を出したらヤバいことになるものだと思っています。ドラッグみたいにズブってしまう。だから俺はあえて極力考えないようにしています。なので、俺には例えばそれが歳をとるごとに見えてくるものなのか、はたまた歳をとるごとに見えなくなっていくものなのか?といったことすらわかっておりません。

昔、かのジョン・レノンが「真理」を知る為にインドに行きました。で、マハリシという僧侶に教えを乞いました。が、マハリシはレノンやその他のスター目当てに付いてきた女の子たちに手を出して、早い話がセックスをして、レノンは「なんだこいつは。ただのセクハラ爺じゃねえか」と幻滅して帰国後、「神」というものを深く深く考えた末、ずばり「神」という曲を拵えて、その曲の中で「神みたいなもんはおらん!」と歌いましたが、じゃ、この「神みたいなもんはおらん!」という考え方が本質なのか、真理なのかというとそれはそれでまた違うような気がして...ね、ズブってるでしょ?

ただ俺は、例えば、小さな子供が空を見上げてとある雲を指さして「ヒコーキ!」って言ったり、チューリップがいくつか咲いている花壇の所へ走って行って、青いチューリップを指差して満面の笑みで「赤!」と言ったり、百均に足を運んだ際に絵の具も持ってないのにあの昔からある絵の具用の黄色いバケツをむやみやたらに欲しがったりするのを見ては「こいつらの方がずっと本質とか真理とかを知ってるのかもなあ」などと思ったりして、さらに、願わくはこっちが、この子供の心を突き動かしているものの方が「本質」であって欲しいなあ、「真理」であって欲しいなあ、などと考えております。





一方、今年のタイガースは強い!これは立派な「真実」です。

少し考えて、一憩は「確かに」と口火を切った。「確かに今、最も優先すべき点は余の思い入れだ。雑音に耳を貸しておるような局面ではない。そして、考えてみれば我が軍に不在なのは女性である。女性の力である。先程、余の目にはアンナ将軍に後光が差しておるように見えたが、あれは思うに神の声である。「汝、女を信じよ」という神の声である。ソニア将軍、余はそなたを信じてみようと思う。八頭目の虎となってあの黄色い布の病んだ賊どもを蹴散らしてまいれ」

一憩はそう言って勢いよく立ち上がると、木元辰乃丞の隣で将校どもの中に不審な動きをする者はいないか剣の柄に手を掛けて見張っていた土谷久ノ宗に合図をして、自身の剣と虎の印を持ってこさせた。そして、階段を降り、ソニア将軍に剣と虎の印を授与すると、ソニア将軍は何も言わず二歩後退し、深く頭を下げてのち反転、先程アンナ将軍が立っていたあたりまでゆっくりと歩いていき、そこでこの会議の間中ずっと立ったまま寝ていた秋元康というだらしなく太った文官を一刀両断に切り捨ててから、同志の者4名を引き連れて宮殿を後にした。

「打てる手は全て打った。後の成り行きは神のみぞ知る。解散!」一憩の号令一下、将校どもはモゴモゴモゴモゴ口々に何か言いながら散っていったが、一憩はその虫の如き腰抜け将校どもの背に心中、「お前らもそのうち絶対ぶち殺すからな」なる言葉を浴びせかけていた。





〈終〉

「我が君。私をお忘れか!いや、いやいやいや、断じて忘れたとは言わせまい。我が君。我が君がこの国家存亡の危機に際して、今再び強く求めておるのはまさに私であり、私の声でありましょう。ここで私でしょう。今、私を虎に任命せずして誰を任命するのですか?確かに私の、エコーベリーの知名度は他の虎の方々と比べると圧倒的に低い。それは認めます。でも問題は、この緊急事態において最も優先すべき点は、我が君、あなたの思い入れでしょう。あなたの思い入れこそがあなたとあなたの国を救うのです。さあ、お渡しください。我が君のお手元にあと三つある虎の印。そのうちの一つを私に、エコーベリーにください!」インド人とイギリス人の間に生まれた歌姫、ソニアは涙ながらに叫んだ。

「な、なんと無礼な!わ、我が君に対してなんたる口のききかた!私がそなたを成敗してくれん!」宮中後方からヒステリックな声。浜崎あゆみという不細工な武官が薙刀を振りかざし、ソニア将軍の元へ走り込んで来たが、あと一歩というところでどこからともなく「黙れスパイ!不細工のくせに!」という声がするや後頭部に矢が突き刺さり、浜崎あゆみはどおっと前方へ勢いよく倒れ込んだ。見るからに即死。一憩以下、その場に居合わせた将校どもが宮中最後方、門の所に目をやると、外界の光に照らされて後光が差したようになっている弓矢を手にした土屋アンナ将軍が立っていた。アンナ将軍はゆっくり弓矢を降ろすと「御免」と囁くように言って宮外に去っていった。





〈続く〉

この天下にはたまに嵐が吹き荒れる。何の巡り合わせか、歴史上のとある「点」において、才ある者が突如として大量発生、巻き起こす嵐。一憩が意気揚々旗揚げして以降にも二度、そんな嵐が吹き荒れて、一憩含め志に燃える全ての者が誰を自軍に迎え入れるかということに非常に頭を悩ませた。

一憩が体験した一度目の嵐を民衆は『グランジ』と呼んだ。サーストン・ムーア率いるソニック・ユース、エディ・ヴェダー率いるパール・ジャムなど、後世に名を残すであろう才能が次々に出現して、天下を席巻した。そんな中、一憩が熟考の末に自軍に招き入れたのが他でもない、つい先程、七頭目の虎に任命され、意気揚々出撃したカート将軍、ニルヴァーナであって、カート将軍こそは当時、『グランジ』の渦中にあって「最強」と謳われた猛者であったが、「素行が...」との判断でどこからも拾ってもらえなかったものを一憩が三顧の礼をもって丁重に迎え入れたのであった。

次に吹き荒れた一憩にとって二度目の嵐を民衆は『ブリット・ポップ』と呼んだ。この嵐、台風の「目」はなんといっても今現在、一憩に仕えて「レディヘ」なる賊と一進一退の攻防を展開しているオアシスであった。そして、この『ブリット・ポップ』を語る際にはオアシスと並び称された才能、デーモン・アルバーン率いるブラーの存在を無視できないが、一憩は、無視こそしなかったが、自軍に迎え入れるというようなことは一切しなかった。何故か。それは一憩の目が他に向いていたからに他ならず、その一憩の目線の先にあって、一憩が是非とも自軍に招き入れたいと考えていた人物こそが、この『ブリット・ポップ』なる嵐において「歌姫」と謳われていたソニア・マダン率いるエコーベリーだったのである。





〈続く〉

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

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