大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

無駄な音が一つもない。

『KID A』が聴こえだした瞬間から、今まで良いと思ってきた音楽の大半が退屈なものだとしか思えなくなってきた。今じゃ俺、『KID A』に収録されてる曲、全て歌えるし、「これは歌モンだ」と胸を張って言える。でも、同じ歌モンでも今まで聴いてきたものとは似ても似つかないもの凄い感触がこの『KID A』というアルバムにはある。だから「歴史的傑作」なんだろう。





突き詰めると数字の「0」という概念は本当はあり得ないのだそうだ。「0」は「無」を意味するのに、「0」と表現した時点でそれはもう「0」として立派に「有」で、「無」じゃねえだろうということなのだそうだ。

『KID A』は「0」を音楽として表現したものだと思う。「無」を表現したら、その表現したということが「有」だったみたいな感じ。

ありとあらゆるものの終わりでありながら、ありとあらゆるものの始まりでもある「0」な音楽『KID A』

今まで色んな音楽を聴いてきたからゆえに理解できた、今まで触れてきたものの中で一番凄い世界『KID A』

これが「ロック」というのなら、これも「ロック」というのなら、俺はやっぱりロックが好きだ。

つい先程、梅田のTSUTAYAの裏手で、昔、工場で一緒に働いていた奴にバッタリ出くわした。

彼は俺よりだいぶ年下で、仕事上でも俺のだいぶ後輩に当たり、俺が彼に仕事を教えたりもしていたのだが、そんな彼に「和田さんじゃないですか?」と呼び止められたのだ。

死ぬほど嬉しかった。彼に久々に会えたことはもちろんだが、それ以上に「和田さん」の響きが嬉しかった。俺のことを先輩として捉えてくれてる人間がいるということがめちゃくちゃ嬉しかった。

自慢じゃないが、俺はどんな世界においても「先輩」として機能すればなかなかのもんだと思う。「後輩」はきっと俺のことを好いてくれてると思う。こう見えて俺、「後輩」にはめちゃくちゃ優しいから。

「じ、自尊心ですか?」

「はい。私の自尊心の問題です。あれ?ひょっとしてあなたお持ちでない?ただでさえ何もお持ちでないのに、自尊心さえもお持ちでない?」

「もし僕に自尊心がなかったら、僕は今、ここにいませんよ...」

「あはは。笑わっしょんな、こいつぁ」

「...それ以上無駄口を叩くようなら仕方がない。刺しますよ。ちゃんと診て頂けないのであれば僕は、あなたを、刺します」

「ちょ、ちょっと待って。それじゃああまりに飛躍し過ぎでしょう。何故たかがこれだけの事で刺されねばならんのですか?

「自尊心の問題です」

「どれどれ」

「あ、あの、すいません。僕が診て欲しいのはそこじゃなくてここなんですけど...」

「あ、そこですか。誠に申し上げにくいんですが、私、そこを診て差し上げるわけには参りません」

「な、なぜですか!?」

「自尊心の問題です」

自分の置かれている状況が最低で、自分自身でいることが窮屈でならんからといって、「人生みたいなもんはゴミだ」みたいな事を口走ってはいけない。

一歩外に出て、街を歩けば、羨ましいほどにイキイキとした表情を浮かべている人が何食わぬ顔をしてうじゃうじゃいるんだから、そんな人たちの人生の興を醒ますような真似をしては絶対にいけない。

一つ一つ手にとって眺めてみれば、自分にとって本当に必要だと言えるモノなんてほんの僅か、数えるほどしかないことに気付く。

ピーターパンは楽しいことを考えた時に空を飛べるが、これは逆に言うと「楽しくないことを考えない」ということで、「楽しくないこと」はすなわち「必要ではない」ことなので、我々も空を飛びたいと願う場合にはやはり必要ではないモノを徹底的に排除する必要があるわけで、その為には、一番の近道として、本当に必要だと思えるモノを抱き締めて愛でて放さないということが極めて有効な手段であると言えるのである。

俺は気象の変化を読む天才だ。

嵐の前触れを感じます。今、雨が降っておりますが、これは序章です。

序章に過ぎないのです。

介護の世界に入って、真っ先に教わる言葉が『受容』である。『受容』とは、「自分と他人の違いを受け容れる」ということで、要するに「自分の価値観で他人を測らない」ということなのだが、結論から言うとこれを一時的にではなく継続してやっていけるのは聖人か天才か狂人であって、我々のような一般ピーポーにはまず無理、無理難題でなのである。一般ピーポーが下手に手を出すとロクなことにならない。というのも、一般ピーポーにとって『受容』はどうしてもストレスに直結していまうからで、一度ストレスに直結してしまうと、果ては頭の中で何かが爆発、『受容』の真逆とも言える有り様を露呈してしまうに決まっているからである。

継続できない真似ごとは止めた方が良い。

例えば、我々一般ピーポーには、アントニオ猪木の真似ごとさえ継続できない。数時間、下手をすれば数分で「顎がつった!」などと大騒ぎをして終了だ。

そういうこと。我々一般ピーポーに『受容』は向かない。続かない。アントニオ猪木の真似をするのと同じくらいの勢いで続かない。一見、続けていけてるように見えるベテラン介護士でさえ、飲み会ともなるとロクでもない酔い方をして、ぶっ壊れて、醜態を晒してるんだから。

今後、CDはアルバム、シングルを含め厳選に厳選を重ねた10枚のみを所有することとし、10枚以上の所有を固く禁止する(但し、BOXセット等の特殊仕様は計算外)。

これは、所有CD間に競争の原理を生み出すと同時に、所有者=和田一憩が自らの人格的、音楽的方向性を明確に把握することを目的とした措置である。

以上。

感謝やなんて畏れ多い..。その感謝に心から感謝です。

新曲『阿仁真里』気に入ってもらえたみたいで本当に良かった。俺自身、歌ってみてめっちゃ手応え感じたから2回も歌ってしもたよ。





俺、何かと面倒臭い野郎やけど今後ともよろしくお願いいたします。

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

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