大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

顔の所々に薄く白を混ぜて、若干年齢を引き下げた。

こういう顔の女の人が好きだという男が結構いることを知っているだけに、できるだけのことはしてやろうという気になった。

「『Nの心象』を南側の壁の一番上に、『阿仁真里』を東側の壁の一番上に、『恋のジャンヌダルク』を西側の壁の一番上にそれぞれ配置してください。それぞれがそれぞれの壁、方角に対する責任者です。従ってこの3名にはそれ相応の権限を与えてください。そして、そこのゴミ箱の上に貼ってある『LSD』って娘を早々に棄ててください。あなたの為になるとは思えません」





仰せの通りに。

1位(↑) 赤い面影

2位(↓) Nの心象

3位(―) エコーの精

4位(―) 恋のジャンヌダルク

5位(―) 阿仁真里

6位(―) 貴方は頑張りました

7位(―) 素敵な不似合い

8位(―) 祈りの少女

9位(―) バタフライ

10位(―) ムーラン・ルージュ

恩着せがましい、見返りを求める優しさは優しさじゃない。「優しさ」の「や」の字もない。

俺は莫大な借金を背負って故郷、伊丹に「逃げ帰ってきた」みたいな感じがあるけど、これじゃまるで「夜逃げ」だ。

冗談じゃない!違う。絶対に違う。頼むからちゃんと見てくれ。ちゃんと見ようとしてくれ。見てくれが悪いからといって、売り物にならないからといって、安易に捨てないでくれ。ちゃんと見りゃ、見ようとすりゃわかってもらえると思うよ。頼むよ...。

もう少し陽が沈むのを待ってから、今日も日課の夕方散歩に出掛ける。

とりあえずいつもの店で画用紙を買わないといけない。最近は2日に一度のペースで買っている。描くペースに画用紙の枚数が全然追い付かないのだ(ブログに載せずにボツにして棄ててるのも結構あるからね)。「じゃ、買い溜めをすれば良いじゃないか」と言われれば確かにその通りなのだが、俺は昔から貯金と買い溜めはできない質なのでその意見はボツ。

しかしまあ、あの店の人達は俺のことを怪しんでるんだろうなあ。いい歳をした髭を生やした野郎がしょっちゅう画用紙やクレパスや消しゴムを買いにくるんだから。ま、どう思われようが俺は客、いわば神、知ったこっちゃないけど。

画用紙を買ったら次は関西スーパーに行く。目的は...そう、それです。でもあの人、居なくなっちゃったんだなこれが。俺が『Nの心象』を描き上げた日の翌日から居なくなった。ひょっとしたら遅い夏休み?とかなんとか希望を繋いで、今日も行くのは行くんだけれども。

散歩から戻るとちょっとだけ音楽を聴いて、それから、そうです、また机に向かって絵を描き始めるのです。散歩中に見掛けた女の人の髪型や、化粧の感じ(最近、アイシャドーとアイラインの違いを知った)や、表情や、雰囲気が無意識下で複雑に混ざり合ってくれてることを祈りつつ、カリカリカリカリ描き始めるのです。





お、そろそろ良いんじゃないか?出掛けよ。

1位(―) Nの心象

2位(初) 赤い面影

3位(初) エコーの精

4位(↓) 恋のジャンヌダルク

5位(↓) 阿仁真里

6位(↓) 貴方は頑張りました

7位(↓) 素敵な不似合い

8位(―) 祈りの少女

9位(↓) バタフライ

10位(↓) ムーラン・ルージュ

フルカラーで描く前に、もう一枚単色で描こうと思い、選んだ色はオレンジ。

とにかく観ていて元気の出るスパークした感じのものを描こうと思って、描いてみたんだけど何かが足りない...え〜っと...そうや、黄色や!というわけで急ぎケースから黄色を取り出して、オレンジの上に叩き込むように練り込んだ。今朝の『赤い面影』の時とは逆にクレパスをへし折る勢い、まるで彫刻を彫っているかのような硬い音を響かせながら描いた。

蛍光色を使ったわけでもないのに光ってる。光ってる!

昨日、ようやく新しいのを手に入れた。本当に嬉しかった。

読者の皆さんが最後にクレパスそのものを見たのはいつのことですか?覚えてないくらい昔のことだったりしませんか?ご覧の通り、本当に綺麗なんですよ。封を開けたばかりのクレパスって。使い古してすり減ったらすり減ったで一本一本違った丸みを帯びて何とも言えない愛嬌が出てくるし。

というわけで、次の作品は久々にフルカラーでいきます。

ま、ま、ま、落ち着いて。わ、わかってる。こ、これはちょっとヤバいよな...。でも、ほら、出てきちゃったんだからしょうがないじゃない。ね?

ち、違うぞ。俺は断じて「ロリ」が描きたかったわけではないぞ。「よ〜し、俺もそろそろロリに挑戦するぞお!」なんてことは微塵も思ってないぞ。誓って違う。





真面目な話、絵を描いてるとたまにあるんです。「こ〜れはダメだろう」とは思うものの何故か棄てる気になれないやつ。それがこれ。だから読者の皆さんは以下の5つの点に免じて、この絵を破棄しない俺をお許しください。

1.俺史上初めて背景にアールヌーボー的なデザインを施した絵である。

2.タイトルと絵の関連性が抜群であると思われる。

3.制作過程で「これはヤバい!」と思い、人物の年齢を引き上げようと目の下に太めの線を入れたが、これがかえってただの女の子だったものを大幅にロリ化させてしまう結果となった。

4.観ていて決して暗い気持ちにはならない。

5.サインを入れない。

黒で描いた『胡蝶蘭』、青で描いた『欧州祇園』に続く第三弾単色美人画『赤い面影』。

この絵に関しては前2作とは違って、過去にですが、実際にモデルが存在します。以前にこのブログ上でも何度か紹介したことのある、俺が小4の時の担任「原田先生」です。

本当に熱い人だったという事と、小学校の先生にしては考えられないくらいのバッチリメイクな人だったという事から赤がハマりにハマりました。

太めの赤クレパスを口紅だと思って、力を抜いて、それこそ実際に女の人が口紅を塗る時のイメージで描きました。

誰も信用してくれないと思うけど、本当にこのくらい綺麗な人、先生だったのです。

テストの時、「わからんかったら裏に絵ぇ描きなさい。もし先生がその絵ぇ気に入ったらその分点数あげるから」と原田先生。俺は勉強が全くできなかったので、早々にテスト用紙を裏返して、夢中になって絵を描いて、たまに花丸をもらってました。

斬新な教育方針の連発で、我々子供の柔らかい既成概念をサイコロステーキの如くにコロコロと転がした、美人の中の美人でした。

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

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