人の目が気になってしょうがない。目の向こうで何を考えているのかが気になってしょうがない。
以前にも同じような不安に陥ったことがあった。「気のせい」で片付けようともしたが、結果、気のせいではなくて、俺はその場を去らねばならなくなった。
と、いうわけで眠れない。眠ってしまえば一瞬にして明日を迎えてしまう。明日を少しでも遠ざけようと思えば、酒を片手に目をこすりこすり起きているより他に手がない。
年々、歳を重ねるほどに、子供時代から遠ざかっていくほどに、「寂しい」などと洩らすことが許されないことになっていく。
でも寂しいもんは寂しい。ただ言葉にしないだけ。言葉にしない分、そんなこんなの全てが表情に、目に出る。でも、本当に気付いて欲しいことに限って気付いてはもらえない。中には気付いているにも関わらず、気付かないフリをする人もいる。
たかが33年の人生で、自分の中から一掃できるもんじゃねえだろう寂しさって。もしできるってんなら、それはそれで悲し過ぎるだろう人生って。
五虎将にはそれぞれに「軍師」がついてて、日々、俺の中での五虎将の戦を補佐、支えてるんやけど、ウェラーには今後、オアシスの軍師として活躍してもらうことにしました。適任でしょう。
実はウェラーはこの「降格」を非常に喜んでおります。というのも、そもそも俺が彼を六人目の虎に任命した際、彼は辞退を表明していたからです。彼の言い分はこうです。「ビートルズやストーンズと並び称されるのは誠にもって光栄。オアシスは友達だし、ティーンエイジは認めてる。問題ない。でも村八分って何だ?どこの野郎だ?調べたら昔の日本の、こともあろうか伝統ある京都の、イカれたロックンロールバンドだって言うじゃねえか。しかも写真探させて見てみたらギタリストは眉毛剃り落として何人だかよくわからんことになってるし、ヴォーカリストはヴォーカリストで救い難いヤク中で、ライヴ中に平気で客に喧嘩売るって話じゃねえか。ライヴ中に「客が悪い!」って一体どんな神経してるんだ?嫌だ。俺はそんなゴミみたいな奴らと並び称される為に長年音楽やってきたんじゃねえ!」
と、いうわけで現在ウェラーはオアシスに付き従い、軍師として立派に任務を遂行しております。が、最近、オアシスのヴォーカリストがあまりに言うことを聞かないので、ストレスがたまって眉毛を剃り落として「俺、AC/DCの『/』が高橋ジョージの頭に刺さる瞬間見たことあんね〜ん。え?キミ、つぶあん派!?俺、ボルシチ13世!」などと喚き散らしておるそうです。
近々、陣中見舞いに行くつもりです。
実際に声に出して言いはしないけれども、ニュアンス的に言葉の頭に「社会的には」ってフレーズを添えさえすりゃ俺を言い負かせられると思っている人がいる。
実際、俺は言葉の頭に「社会的には」を添えられると弱い。手も足も出ない。
でも、現実に生きていく上でその人が俺には縁の無い労苦を味わい続けるであろうことは確かだと思う。どんな「労苦」なのか。今まで散々不本意に言い負かされてきたことだし、言い負かされたことにされてきたことだし、教える気は毛頭ない。教えたところで無闇に怒鳴り散らすばかりでちっとも理解しようとはせんだろうし。
「現実」と「社会」は似ても似つかない別物だ。だから、その人には非常に残念なお知らせだが、俺は全然生きていける。生きる場所が明らかに、ある。
言葉で負けたところで痛くも痒くもない。
生きているとたまに、ごくたまに、「自分は本当は、自分で思ってる以上にデキる奴なんじゃないか?」と思う時がある。そして実際、周りからの評価も決して低くはないように感じる時がある。
でもそんな時、どういうわけだか自分は「んなわけがない」と思って、実はデキる奴かもしれない自分に強烈な違和感みたいなものを感じてしまって、なぜか落ち着かなくて、自分を自分の思う本来の姿=デキない自分にまでレベルを引き下げてホッと胸を撫で下ろしてしまっている...のかもしれない。なんてことを今、ふと思ったのである。
自分の足を引っ張ってるのは自分で、しかも好き好んで引っ張っていて、奇妙な話、自分は自分がデキる奴だと困るとでも思ってるんじゃないのか?なんてことを今、ふと思ったのである。
只今の時刻am1:54。1時間ほど寝たところで何故か目が覚めて、深い眠りだったのか思いのほか目が冴えて、腹が減ったのでクッキーを少しとチキンラーメンを一袋食べて、煙草に火を付けた瞬間にふと思ったことを書いてみました。
1.散髪をした。
2.煙草を「わかば」から「ゴールデン バット」に変えた(¥190→¥140)。
3.俺の音楽的創造力と探求心を支える心の最重要バンドを、六虎大将軍から五虎大将軍に戻した(ウェラー降格)。
4.職場では紫色以外の服は着ないことにした。
本日以降、この『私的改革』は生活の好不調を問わず必要に応じて随時、適時行ない、その都度ここに発表する事とする。
本当にありがとう。心から感謝します。
ある意味、「飛躍」とか「成長」とかは置いといて、どちらかと言うとそれこそ『復活』、本来あるべき姿に戻るべく、我武者羅に頑張ります!
ありがとう。
ロックンローーーーーール!!!
あと7分。
目の前に俺にとって何の愛着も無い、一度も思い入れを持ったことの無い無機質な数字が二つ並んでいる。
「燦々」であって欲しい。「散々」は勘弁して欲しい。
終わったことは素直に嬉しい。でも、始まったことを素直に喜べるかというとそうでもない。
とりあえず喜ぼう。でも、不安でいっぱいだ。
日付が変わったら、叫びます。世界で一番好きな言葉を叫びます。
あと30分。
今日は今日で感慨深い。
幾度となくエンドレスかと思われた悪夢の如き32歳、最後の日だ。やっと終わる。
かと言って、明日から全てが新しくなるわけじゃないし、抱え込んだ諸問題が解決するわけじゃない。正直、何一つ解決しない。でも「32」という邪悪な数字から解放されるというだけでも万々歳だ。そのくらい、32回目の365日はヘビーだった。
今日1日、自分の「32」をしっかり噛みしめようと思う。そして今夜はいかに眠くても、日付が変わる瞬間まで起きておいて、日付が変わると同時にビールの栓をあけようと思う。
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