大阪在住のうたうたい&絵描き&詩人 和田一憩(わだいっけい)のブログです。最新情報も随時配信していますので要チェック!!です。 携帯サイトはコチラ

音楽を聴く。聴いている。というのは、コンポの前に好きな飲み物でも持参して、コンポと向かい合って座り、まるで音楽相手に対局でもしておるかのような姿勢でもって、全神経を集中して、出来る限り大きな音で聴くことを言うのであって、何か別のことをしながらBGM的に音楽を流している状態や、ウォークマン的なものでその場しのぎ的に、音との距離感など全く考慮せず、音楽と接しているような状態は音楽を聴く。聴いている。とは言わないのである。

これを、こんな基本的なことを、こんな重要なことをわかっていない人のどれだけ多いことか...。

本当の映画好きは出来る限りデカいスクリーン、デカい音で映画を見たいと思うものだろう。そうやって、出来る限り自らを映画の世界に埋没させたいと願うものだろう。「携帯で映画?ふざけんな!」だろう。

音楽から何かしら得ようと思うのなら、音楽の中に自らを浮かべて日々の疲れや苦悩から解放されたいと願うのなら、ちゃんと、正しい姿勢で音楽と接するべきだと思う。「礼儀」という言葉は対人間の場合にのみ使われるものじゃない。人間にしろ音楽にしろ、自分に何かしら教えてくれたり与えてくれたりする存在に対しては、礼儀をもって接するのが当然だと、俺は思う。

昔、11歳上の友人兼ソングライターが自身の曲「裸のランチ」の中でこう歌っていた。ギターソロに入る直前にこう叫んでいた。

「調子いい時だけ優しい気持ち」

素晴らしいフレーズだと思う。

俺は基本的に人間というものが大好きだ。これは間違いない。でも、だから、人間ほどガッカリさせられるものはないし大嫌いなものもない。

もう本当になんとかしてくれ!!

俺が世界で一番嫌いなもの。これに関しては考えようが考えまいが同じ答えが出てくる。

「言葉」です。

子供の時から死ぬほど嫌いです。

メロディに乗せたり、紙の上に乗せたりするとめちゃくちゃ魅力的だったりするのに、会話、意思伝達の手段としての「言葉」となるともう本当に救いようがない。貴重な時間を割いて喋り倒したところで結局何にも伝わんないし、最悪の場合には伝えようとしたこととは真逆のことが伝わって、目の前の相手が何だかよくわかんないけど激怒していたりしてもうホントどうしようもない。

ある日突然世の中がミュージカルタッチになってくれたらなあ、と思う。あるいはある日突然世の中の意思伝達手段が筆談のみになったらなあ、と思う。何か伝えようとするたびに歌わねばならなかったり、書かねばならなかったりしたら、俺は結構な弁士になれると思うし、そうなれば、今まで言葉を操るということに関して根拠なく自信満々で、ことあるごとに声を荒げたりまくし立てたりしてきた奴等の鼻をへし折って、汚物だらけのゴミ箱に投げ棄ててやるのになあ、と思う。

言葉なんて死ねばいい。言葉の無い世界で歌を歌ったり、文章を書いたり、絵を描いたりして生きることができたら最高だ。

音楽が死ぬほど好きな人は、知らず知らずの内に数え切れないほどのレコードを聴くわけです。で、あれもこれもあんな要素やこんな要素に関して好き!みたいなことになって、「世界で一番好きな曲は?」と尋ねられても「一曲に絞れってか!?無理!」と、なるわけです。で、これは「夢、叶えてよ」に寄せられたボーンヘッドさんからの二度目の質問に対する答えにもなるかなと思うんですが、例えば、何故俺は、和田一憩は、オアシスが世界で一番好きなのか?何故、ビートルズよりもオアシスの方が好きだと言い切れるのかということ。これはもう「ビートルズ以上に俺のDNAに響くから」としか言いようがないわけです。わからない人にはわからない。わかる人にはわかる。分析なんていくらでもできるし、言葉を積めと言われればいくらでも積めるし、自分の本当に好きなものに関して語るというのは本当に楽しいことやけど、そんなのはもはや意味がない。ってなくらい好き!ってのが音楽を死ぬほど好きな人間にとって「一番好き!」と言えるバンドでありアーティストなわけです。

で、そんなこんなを踏まえてあえて今回語ろうかなと思うのが俺の「世界で一番好きな曲」です。これはもう本当にDNAの問題で、頭で考えてどうのこうのではないし、頭で考えたらきっと間違えた答えが出てくる。だからあえて考えず、分析せず..。

俺が世界で一番好きな曲はストーンズの『ルビーチューズデイ』みたいです。何故この曲なのかというと、ストーンズが初来日したのが俺が中1の時。で、その時から現在に至るまで十数年来ずっと、毎日、たぶん1日として欠かさず、気が付けば口ずさんでしまっている曲がこの『ルビーチューズデイ』なのです。これは自分でも不思議な現象で、昨日も一昨日も気が付けば口ずさんでました。サビ部と、曲の締めくくり、一番最後の部分のメロディが俺は本当に好きらしく、俺の核的な部分、それこそDNAの部分に響いているらしいのです。





ストーンズ初来日。ライヴの模様は民放で放送されて、俺はこれを見て一生音楽をやっていくことを決心しました。『ルビーチューズデイ』はライヴ中盤で演奏されて、サビ部ではキースが恍惚の表情を浮かべつつ、渋過ぎる声でコーラスをキメ、曲の最後部ではミックがクルッと後ろを向き、ゆっくりとチャーリーのいるステージ後部に歩いていき、ミックの動きに合わせるようにしっとりと照明が落ちていきました。

昨日のことのように覚えています(涙)

〈1〉山の天気は変わりやすい。

〈2〉にも関わらず?だから?綱渡り師の彼は次なる表現の場を山の上の方、上の上の方、濃過ぎる霧が立ち込め過ぎていて、下界から完全に隔離されている山の上の上の方に決めた。

〈3〉つい先日まで、彼は下界において世にも珍しい「ギター綱渡り師」であった。長い棒の代わりにギターを、仏壇にお供え物を捧げる時の格好で持ち、「我が将来に不安無し!みたいな」とでも言いたげな緩んだ表情を浮かべて、地上2Mという、羞恥心があれば絶対に「綱渡り師」を名乗れない低い位置に張った綱を渡り歩いていた。

〈4〉ある日、「絶望的過小評価」とバックプリントされたヨレヨレのTシャツを着た彼は熱烈な恋に落ちた。ルックスが良いわけでもなければ、恋のテクニックに長けているわけでもないことを痛いほど自覚している彼は持ち前の「気合」、彼が言うところの「綱渡り師のプライド」に全てを賭けてその女子に全てを打ち明けた。するとその女子はとっさにしゃがみ込み、カバンから24色のクレヨンを取り出すと黒のみを使って「失敬な!」と自分の額になぐり書いてから「アンタ、自分の足元見たことあんの?」とまくし立てた。女子的には目の前に立ってプルプル震えている絶望的過小評価男の経済的なこと、社会的なことに言及したつもりであったが、なにを思ったかその男は「地上2Mはさすがに低すぎたか!」と思い、悔い、赤面して、「君はバーミヤンでベン・ジョンソンを見たことがあるかい?俺はない!」と喉が破れんばかりに叫んでその場を走り去り、翌日にはあの山の上の上の方に行くことを決心したのである。

〈5〉もはや彼にギターは必要なかった。「どうせ誰も見てねえんだから」と呟いて、山の麓の質屋に赴いてギターを売り、売った金で買えるだけビールを買うと、昔、リサイクルショップで買った台湾製冷蔵庫に詰め込んでこれを背負い、山を登り始めた。

〈6〉下界が遠退いていく。自分が自分から遠退いていく。

〈7〉「なあアンタ、もうこれ以上は登山不可」と、五・七・五のリズムで書かれた看板の所にたどり着いたのは、彼が山を登り始めてから3日後のことだった。そして3日間、彼の生命を支えたのは他でもない、ビールであった。ぬるいビールであった。ぬるいサッポロビールであった。彼にとって、それは今や嗜好品ではなく、紛れもない「生命の水」であって、ぬるい冷たいを論じている場合ではなく、無人の山奥に電源的な物が無いことなど少し考えればわかりそうなものを、無計画に台湾製冷蔵庫を背負ってきた誤算中の誤算など彼にはもうどうでもいいことだった。

〈8〉目下奈落の底。

〈9〉つい先日まで地上2Mだった男は、たった3日で、地上何メートルだかよくわからない男、彼が言うところの「孤高のレイニーウルフ〜そして夏〜」へと出世していた。

〈10〉目の前にピンと張った縄に手をかけて奈落の底を覗き込むと、闇の中の闇、底の底の方から繁華街の愉しそうな音が聞こえてくる気がして、全身がウズウズイライラしたが、もはや彼に下山という選択肢はなかった。

〈11〉「今、俺は全てを見下ろしている。あのシッケーナさえも!」みたいなことを思うんだろうな普通。俺の立場なら。と彼は思った。が、今の彼にはそんな子供染みた想像力にまかせた陳腐な優越感に浸っている余裕などなかった。彼は綱渡り師であって、綱渡りをする為にここまでやって来たのだから、本当なら今すぐにでも綱の上に記念すべき第一歩を踏み出さねばならない。しかしながら目下奈落の底。地上何メートルだかわからない。落ちたら確実に死ぬ。彼の心は恐怖でパンパンに膨れ上がっていた。

〈12〉「この恐怖に打ち勝つには..」呟いて一つため息をつき、煙草に火をつけようとしてやめて、ビールを口に運ぼうとした瞬間、彼は「これだ!」と思った。

〈13〉幸い、持参した台湾製冷蔵庫にはまだ20本ほどビールが残っている。まず台湾製冷蔵庫を背負い、左右の手にビールを持ち綱の上に乗る。そうやってバランスを取りながら進み、恐怖心が出てきたらその都度右手のビール、左手のビール、右手のビール、左手のビール、と交互に口にして恐怖心をスルー&スルーする。そうこうするうちに俺は向こう側にたどり着いて、綱渡り師として、男としてグッとスケールアップして下山、シッケーナのもとへ。

〈14〉極短期間の内に驚くべき出世を遂げた俺を見て、涙、涙、涙のシッケーナが言う「足元が見えない。貴方の足元が見えないわ!」そして俺はとどめを刺す。無知だったとは言え、一度は運命の人=俺を罵倒したシッケーナを狂おしき自責の念から救うべく、俺は威風堂々とこう言うのだ。「俺は君をメガデス!」

〈15〉「はっきり言って完璧。非の打ち所がない。ははは、そうかそういうことだったのか。サンクスゴッド!」歌うように言いながら彼は喜び勇んで綱渡りの準備を始めた。

〈16〉雨がやんだ。

〈17〉冷蔵庫を背負い、両手にビールを持ち、プロ意識に火を灯すと彼は記念すべき第一歩を縄の上に置いた。

〈18〉踏み外した。

〈19〉彼は叫んだ。

〈20〉「モンプチ!」

〈21〉曇天。下界ではシッケーナが天丼をむさぼり食っている。そんな午後の出来事であった。

今、書店に並んでる雑誌『AERA』の表紙を是非とも見ていただきたい。

表紙だけで380円の価値アリ。俺は貧乏なので1冊しか買えなかったが、金に余裕があれば間違いなく5冊は買ってる。そのくらい素晴らしい写真。金に余裕のある方はへらへら笑いながら100冊ほど買っちゃってください。で、俺に80冊ほどください。

待ってます。

お答えします。

アルファベッツが再結成する確率は、各メンバーの再結成願望が一人当たり3%ぐらいはあるだろう、0%ではないだろうと推測して、9%ぐらいかなと思います。要するに、現段階においては絶望的に難しいことだろうと考えております。

ただ、俺は「再結成」というものに対して、否定的な考えの持ち主ではありません。例えば、賛否両論の嵐だったピストルズの再結成も俺は大賛成でしたし、それはツェッペリンの再結成に関しても全く同じ考えでした。そして、本音を言うと「死ぬまでにもう一度、アルファベッツでライヴをしたい!」とは思っています。結構強く、祈るように思っています。が、あくまでも「死ぬまでに」であって、「今」となるとその願望度は冒頭にもあるように3%くらいかな、と思います。



これに関しては、剣吾くんの考えも聞いてみたい気がします。13号さんも聞いてみたいでしょ?じゃ、剣吾くんにここにコメントを入れてもらいましょうか。というわけで、剣吾くん、よろしくお願いします。

お答えします。

まずビートルズに関して言うと、やはりビートルズは主食、「ご飯」かと。だってビートルズほど「好き嫌い」で語られることのないバンドって他にいないでしょう。それに、ビートルズはお経からインド音楽にいたるまで、ありとあらゆる角度からの影響を受けて、これを消化、ことごとく自らの物にしたわけですが、それはご飯にも同じことが言えます。考えてもみてください。世に「〇〇ご飯」という名の料理がいかに多く存在することか。そして、さすがは主食。どんな食材と掛け合わせても呼び名は「〇〇ご飯」で、「ご飯」は必ず他食材「〇〇」の後に表記されるわけです。ということは「〇〇ご飯」の主体はあくまでご飯なわけで、要するにごはんが〇〇を消化、吸収、自らの物にしていると考えられるわけです。

というわけで、ビートルズは間違いなく「米」です。

次にストーンズですが、ストーンズを食べ物に例える際に最も考慮すべき点はやはり「いかに酒に合うか」であり、「いかにブルースか」という点でしょう。ブルースな食べ物といえば「焼き鳥」これしかないでしょう。庶民的だが奥深く、追求すればキリがない。さらに言えば、焼き鳥屋でよく「〇〇年変わらぬ味」とか「秘伝のタレ使用」とかいうフレーズを見掛けますが、歴史の重みが魅力的に作用するあたりストーンズだし、チャーリーのドラム、キースのギター、ミックの唇は完全に「秘伝のタレ」に該当するものです。

というわけで、ストーンズは間違いなく「焼き鳥」です。

最後にホリーズですが、ホリーズといえばやはりサイケ期のカラフルな衣装と、カラフルなコーラスワーク、そして極めて快活でキャッチーなメロディが魅力です。もうお分かりですね?そう、ホリーズは「ピザ」です。味、見た目ともに極めてカラフルで、大人、子供を問わず胸踊るテイスト。この「子供も胸踊る」というのがホリーズの場合肝心な要素で、いわばストーンズにおける「ブルース」の逆をいかんとイカンわけですね。

というわけで、ホリーズは間違いなく「ピザ」です。



ボーンヘッドさん、お分かりいただけたでしょうか?ちなみに、これは余談ですがあなたは「ゆで玉子」です。

子供の頃にも「小さな夢」の一つや二つはあったと思う。例えば「プロ野球選手になりたい」というのが「大きな夢」であるのに対して「イカの塩辛を腹一杯食べたい」というのは「小さな夢」であったと言える。で、この「小さな夢」は大人になっても一つや二つはあるものである。俺に関して言えばそれは「CDの大人買い」であり、さらに言えば「インタビューを受けてみたい」である。



そこで今回、読者の皆さんにご協力を賜って、俺のこの小さな小さな夢を叶えてはいただけないだろうかと思っております。早い話が俺に何でもいいからインタビューしていただきたいのです。このブログの「コメント」に本当に何でもいいから俺に対するインタビュー、質問、相談を寄せていただきたいのです。質問、相談の質の浅い深い薄い濃いに関わらず、俺はこの場を借りて必ず、100%答えます。もちろん匿名で結構。大歓迎。よろしくお願いいたします!

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プロフィール

いっけい

ビートルズ好きの両親の元、ビートルズを子守唄に育ち物心が付く前から音楽に慣れ親しむ。
学生時代からいくつかのバンドを結成し関西を中心にライブに明け暮れる。
現在はソロでの音楽活動に加えイラストも手掛けるマルチアーティストとして活動の幅を広げている。

いっけいの楽曲が聴ける!! MySpaceはこちら

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